英語での三者面談の課題と対策。外国人保護者や児童生徒と会話する準備とは


三者面談をはじめとした教育現場で英語を使う機会が増えました。この背景には、外国人保護者や児童生徒との英語での会話をはじめ、グローバルな対応が求められるようになってきたことが挙げられます。

しかし、三者面談で外国人保護者や児童生徒と話す際に、英語に不安を感じる教師も少なくありません。教育現場では外国人保護者との信頼関係や児童生徒の学びを支援するために、英語をはじめとした言語の壁を乗り越えることが求められています。

この記事では、外国人保護者や児童生徒との三者面談で直面しがちな課題と解決策を解説します。


外国人対応のためのリアルタイム通訳についてはこちらの資料にまとめています。



外国人保護者や児童生徒との三者面談で英語が必要な理由とは

三者面談で外国人保護者や児童生徒と英語で話す場合、コミュニケーションに課題があると、教育方針の共有や児童生徒の状況説明に支障をきたす可能性があります。

しかし、適切な準備を行えば、英語が苦手な教師でも外国人保護者とコミュニケーションを取ることが可能です。


外国人保護者が増加

三者面談で英語での会話をはじめとしたグローバルな対応が求められるのは、国内で外国をルーツにもつ子どもたちが増えているからです。

文部科学省『外国人児童生徒等教育の現状と課題 令和6年2月』によると、公立学校で日本語指導が必要な児童生徒は10年間で1.8倍増となっています。


▼公立学校における日本語指導が必要な生徒数の推移

画像引用元:文化庁『外国人児童生徒等教育の現状と課題 令和6年2月


外国人保護者には、日系人を含む外国人就業者や留学生、国際結婚をした方、海外からの帰国者などがいます。国籍だけでなく出身地や言語、宗教などの文化的な背景が異なります。

児童生徒が給食で食べられないものや、体育での服装など、生活習慣や宗教的な理由で異なることがあるため、三者面談で保護者と協議・確認することが重要です。

しかし、日本語が話せない外国人保護者もいるため、英語をはじめとした言語で柔軟に対応する必要があります。

出典:文化庁『外国人児童生徒等教育の現状と課題 令和6年2月』/文部科学省『第一章 外国人児童生徒等の多様性への対応


日本語指導が必要な児童生徒も増加

外国人保護者や児童生徒の増加は、日本語指導が必要な児童生徒が増えていることを示しています。

例えば、2023年の神奈川県横浜市教育委員会の資料『R5年度 横浜市における日本語指導が必要な児童生徒教育・支援』によると、同市の小・中学校には、外国籍の児童生徒と“外国につながる児童生徒”を合わせると 1万人以上が在籍しています。そのうち、日本語指導が必要な児童生徒数は実に30%以上となっています。

出典:横浜市教育委員会『R5年度 横浜市における日本語指導が必要な児童生徒教育・支援


日本語を理解していない児童生徒

三者面談は保護者との信頼関係を築き、教育方針を共有する場です。しかし、日本語を理解していない児童生徒にとっては情報共有が難しいのが現状です。

日本語を理解していない児童生徒がいるからこそ、英語のコミュニケーションでフォローする必要があります。

さきにご紹介した横浜市教育委員会では、国際教室の担当教員や外国語補助指導員を配置したり、日本語支援拠点施設を案内したりしています。


英語が苦手でもスムーズに三者面談を行うための準備

ここからは英語が苦手な方でも、無理なくコミュニケーションするための考え方を「事前準備」「面談中」「面談後」というステップごとに紹介します。


事前準備編|外国人保護者向けてのコミュニケーション方法を確立

三者面談の事前準備では、外国人保護者とのコミュニケーション方法を確立するために、連絡が取れる時間帯や仕事の時間帯などを把握します。

また、英語の苦手な方はトークスクリプトとしてよく使用する英単語を事前に用意しておくことも重要です。例えば、「Your child is very good at math.(お子さんは数学が得意ですね)」といった定番のフレーズをリスト化。また、専門用語「attendance record(出席簿)」や「behavioral improvement(行動改善)」なども事前に準備します。

保護者の発言が聞き取れなかったり、自分の発言が伝わっていないと感じたりした場合、英語の定番フレーズを覚えておくと安心感につながります。


面談中編|母語支援ボランティア活用事業(保護者等通訳支援)や学校通訳ボランティア制度の確認

三者面談の面談中は、通訳のボランティアを活用する方法があります。教育委員会に、保護者等通訳支援や学校通訳ボランティア制度といった体制が整っている場合は活用が可能です。

それ以外の方法としては、イラストや表を用いて視覚的に説明することで情報が伝わりやすくなります。例えば、生徒の成績や行動記録をグラフ化して示すことで、直感的な理解が可能です。ほかにも、進学先の候補校や教育プランについて、パンフレットや写真を使って具体的に説明する方法もあります。

英語を話す場合には、シンプルで短い文を心がけます。相手が話す際には、積極的にうなずいたり、「I understand.」と返したり、会話に関心を示すことも大切です。


面談後編|児童生徒にあった指導計画を策定

三者面談の面談後に児童生徒に即した計画書を策定する場合、話し合った内容を翻訳ツールを使って英語で送ると、外国人保護者の安心感につながります。

このフォローアップには、面談で話し合った概要や次に行うアクションを明記。もし会話によるコミュニケーションに自信がない場合は、テキストでの情報共有が役立ちます。

仮に英語が母国語ではない保護者は、ヒヤリングが難しいことも少なくありません。そのようなケースでは、翻訳ツールは多言語対応であることが理想的です。



外国人保護者との三者面談を円滑に進める2つの方法

ここからは外国人保護者との三者面談を実施する際に役立つ二つの方法をご紹介します。

一つ目のマニュアルは教育現場における外国人の児童生徒に対する理解を深めながら、研修プログラムを作成するのに役立ちます。二つ目は実際の三者面談の場で役立つ多言語翻訳ツールです。


①文部科学省のマニュアルを活用する

文部科学省では、外国人児童生徒等教育に関わる教員に向けた研修マニュアルを無料で配布しています。

このマニュアルは、外国人の児童生徒を初めて担当する指導主事や外国人児童生徒の教育に関わる研修を企画・実施する人びとを対象に作成されました。


②翻訳ツールを活用する

三者面談の場で、円滑なコミュニケーションを図るには翻訳サービスが便利です。
多言語通訳サービスの『KOTOBAL(コトバル)』は、タブレット一つで、多言語に対応し、リアルタイムで翻訳が可能です。

誰にでも使いやすい表示形式で、AIとオペレーターによるハイブリッド通訳で最大32ヵ国の多言語通訳・多言語翻訳を行います。英語だけでなく、中国語、韓国語といった主要言語に対応しているところから、英語がネイティブではない外国人保護者であっても、無理のないコミュニケーションが可能です。

また、『KOTOBAL』は単なる翻訳にとどまらず、教師の発言を文字として表示する音声筆談ができる機能を搭載。特別な支援が必要な外国人保護者・児童生徒にも対応しています。


翻訳・通訳サービスの選び方についてはこちらの資料にまとめています。


まとめ

この記事では、英語で三者面談を実施するときの課題と対策とともに、外国人保護者や児童生徒とコミュニケーションをとるための準備について解説しました。

●     外国人保護者や児童生徒との三者面談で英語が必要な理由
●     英語が苦手でもスムーズに三者面談を行うための3つの準備
●     外国人保護者との三者面談を円滑に進める2つの方法

三者面談で外国人保護者や児童生徒と話す場面が増えており、英語でのコミュニケーションが求められています。言語の壁を越えて信頼関係を築き、教育方針を共有するために英語力の強化が必要です。文部科学省が提供するマニュアルや多言語対応の翻訳ツールを活用すると、三者面談を効率的に進めることが可能です。


KOTOBAL(コトバル)』は、32ヵ国の多言語通訳・翻訳に加えて、音声筆談・手話通訳をタブレット1台で利用できる多言語通訳サービスです。手動で画面・操作ボタンを切り替えることなくハンズフリーでのリアルタイム音声通訳を行えるため、スムーズな意思疎通を実現できます。

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また、『KOTOBAL』の詳細についてはこちらの資料をご確認ください。
【ホテル向け】AI機械通訳×ビデオ通訳をタブレット1台で実現するKOTOBAL


KOTOBAL運営事務局
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