株式会社エバーグリーンモビリティ

外国人のイレギュラー対応時間を6分の1に短縮。
複雑な説明も定型文機能でスムーズに

株式会社エバーグリーンモビリティ

担当者名:
株式会社エバーグリーンモビリティ

小橋川 様
垣花 様
山田 様

エバーグリーンモビリティは、那覇港空店、新千歳空港店という2つの拠点でレンタカー事業を営んでいます。いずれも空港の近隣という立地ゆえ外国人観光客のニーズが高い一方、英語、中国語、韓国語等に対応できるスタッフが足りないことが課題でした。そこで2023年に多言語通訳サービス『KOTOBAL』を導入。AI機械通訳とオペレーターを介したビデオ通話を積極的に活用することで、通常業務・イレギュラー対応にかかる時間を最大6分の1に短縮し、顧客満足度・従業員満足度を高めることに成功しました。
導入の目的
  • 外国人観光客を対象とした受付をスムーズに行うこと
導入前の課題
  • 外国語に対応できるスタッフの人数が足りず、使用していたスマホアプリの性能が不十分だった
  • 特にイレギュラー対応では2~3時間かかることもあり、スタッフの業務が圧迫されていた
導入後の効果
  • 外国人観光客の通常受付にかかる時間は2分の1、イレギュラー対応では6分の1程度にまで削減できた
  • 新人スタッフの育成にかかる期間が5分の1程度に短縮できた

ビデオ通訳による安心感と
定型文機能が導入の決め手

――多言語通訳サービス『KOTOBAL』を導入された背景を教えていただけますか。

小橋川 様 私たちのレンタカー事業所は那覇港空店、新千歳空港店にあり、いずれも外国人観光客が多い立地です。また、当社は「AVIS」「Budget」という二つの国際的なレンタカーブランドに参加していることから、欧米のお客様のご利用が多いことも特徴となっています。英語、中国語、韓国語が使えるスタッフは5名ほど在籍していますが、全員がつねに出勤しているわけではありません。外国人のお客様が来店された際にはどうしても彼らに負担が偏ってしまっていましたし、日本人のお客様と比べて対応時間が長くかかることが課題となっていました。
――外国語が使えないスタッフが外国人顧客に対応するときはどうされていたのですか?

小橋川 様 各自のスマホにインストールした翻訳アプリで会話したり、スタッフ自身で作った簡易的な指差しツールで対応したりしていました。

――お客様が使われる言語は主にどのようなものでしたか?

小橋川 様 国籍はアジアから欧米までさまざまですが、「English OK?」と尋ねると多くの方は英語で対応してくださいます。それ以外では中国語、韓国語を使われる方が多いですね。フランス語、ドイツ語などヨーロッパ系の言語を話される方もいらっしゃいます。

――外国語対応では具体的にどのようなことにお困りでしたか?

山田 様 レンタカーショップでは、利用規約などの説明事項がたくさんあります。日本人のお客様相手にスムーズに進行した場合でも10分はかかります。これが外国人のお客様の場合、30分程度かかっていました。また、外国人のお客様の場合、「日本で使える国際運転免許証を持っていない」など、特有のトラブルが起こることがあります。ときには「免許がない方には車をお貸しできない」と伝えても納得してもらえないケースもあり、説得するのに時間がかかるケースもあるのです。スタッフにとっても大きな負担でしたし、お客様を不快にさせてしまうことも問題でした。そこで、精度が高い翻訳ツールを新たに導入することを検討しました。

――『KOTOBAL』を選定した理由を教えてください。

小橋川 様 大きく二つの点を評価しました。一つ目は、AI機械通訳の精度が高く、対応言語が32言語(2024年7月現在)と非常に多いことです。そして二つ目は、オペレーターを介したビデオ通訳機能があること。外国語が離せないスタッフにとって、これは機械通訳以上に頼りになる機能です。機械通訳とビデオ通訳の両方がそろって使いやすい点が、『KOTOBAL』を選んだ理由です。

垣花 様 さらに、トライアル期間中に実際に『KOTOBAL』を使ってみて、スタッフ一同性能に納得したことが最終的な決め手となりました。先ほどもお伝えした通り、レンタカーショップでは毎回共通の説明事項がありますが、実は『KOTOBAL』には定型文を登録し、ボタンを押せばそれを自動的に話してくれる機能があります。トライアル期間前に、コニカミノルタの担当者の方が私たちの仕事内容や悩みについて丁寧にヒアリングした上で、使いやすい定型文の作成を支援してくださいました。おかげで外国人観光客向けの基本的な説明を誰でもボタン一つでできるようになり、大幅な時間短縮につながりました。また、このように手厚いフォロー体制があることも、『KOTOBAL』選定の決め手の一つです。


外国人対応時間は4分の1に減少
スタッフの定着率も向上

――『KOTOBAL』を導入して1年ほど経過していますが、効果はいかがでしょうか。

小橋川 様 外国人のお客様はほぼ毎日来店されており、平均して1日に6~7回ほど『KOTOBAL』を使っています。まず、最も顕著な効果が表れたのはイレギュラー対応ですね。「日本で使える免許証を持っていない」などのトラブルが起きた際の対応時間は、以前は外国語が話せるスタッフでも2~3時間かかっていましたが、ビデオ通訳機能を使うことで30分程度に短縮できるようになりました。

――かなり劇的な変化ですね。イレギュラー対応時に、AI機械通訳ではなくビデオ通訳を使う理由は何ですか?

小橋川 様 実際に外国語を話せるオペレーターを介して話す方が、スタッフにとってもお客様にとっても安心感が強まるからです。トラブルに直面して緊張されているお客様も、自分と同じ言語が話せるオペレーターが登場すると途端に雰囲気が和らぎますね。以前は長い時間かけても説得できず、納得いかないまま帰られるお客様もいらっしゃいましたが、『KOTOBAL』導入後はそのようなこともなく、顧客満足度も高まっていると感じます。

――それ以外の通常の業務では、どのような効果が見られましたか?

山田 様 以前はスムーズに受付が進む場合でも、日本人相手なら10分程度で済む手続きが、外国人相手だと30分程度かかっていました。『KOTOBAL』導入後は、定型文機能のおかげもあって、これが15分程度に短縮されています。

――スタッフの皆さんの反応はいかがでしたか?

山田 様 外国語が使えないスタッフが安心して働けるようになったことはもちろん、外国語が使えるスタッフたちも、偏りがちだった負担が減ったのでとても喜んでいますね。以前はやむなく彼らに残業してもらうこともありましたが、そういうこともなくなりました。

小橋川 様 新しく入社してくれたスタッフにとっても、『KOTOBAL』の存在は心強かったようです。「外国人のお客様が来られても『KOTOBAL』があるから大丈夫ですよ」とお伝えすると、ほっとする方は多いですね。定着率の向上にもつながっていると感じます。


コニカミノルタからの手厚いフォローにも期待

――外国人対応の効率が劇的に高まり、顧客・スタッフ双方の満足度が高まったわけですね。

それ以外に、『KOTOBAL』を導入して良かったと思われることがあれば、教えてください。

山田 様 人材育成もスムーズになったと考えています。以前は新入社員が外国人対応までマスターするのに平均して半年ほどかかっていました。しかし今では、誰でも1~2ヵ月ですべての業務を一通りこなせるようになっています。『KOTOBAL』で外国人対応が劇的にやりやすくなったおかげです。
小橋川 様 『KOTOBAL』を介した会話のログが自動的に残るところも便利だと思います。滅多にないことですが、まれにお客様が事故に遭われたときなど、「言った・言わない」でトラブルになることがあるのです。こちらは契約時に利用規約を説明したのに、お客様は「聞いていない」と主張されるようなケースです。この1年の間にそうしたトラブルは起きていませんが、万が一の場合も『KOTOBAL』のログ機能があると思うと安心できますね。

――最後に、今後どのように『KOTOBAL』を活用していきたいか、教えていただけますか。

小橋川 様 言葉の壁を解消し、スタッフの負担を減らしたいという導入当初の課題は、いったんクリアできていると感じています。しかしインバウンド需要の増加に伴い、今後もますます外国人のお客様は増えてくるでしょう。それに備え、定型文の種類を増やすなどして『KOTOBAL』をいっそう便利に活用し、スムーズな対応ができるよう努めていきたいです。

垣花 様 そういう意味では、『KOTOBAL』の機能だけでなく、コニカミノルタ社からのフォローにも引き続き期待したいです。導入前から現在に至るまで、担当者の方はこまめに連絡をくださり、現場に寄り添った提案をしてくださっています。これからも定型文の設定を含め、受付オペレーションがより良くなるためのアイディアを一緒に考えてもらえると嬉しいです。

――ありがとうございました。

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