――『KOTOBAL』を選定された要因を教えてください。
6ツールを比較検討しましたが、最も重視したのはビデオ通訳サービスの対応時間でした。総合相談窓口の業務時間は8時30分から17時15分までですが、実際は17時15分に終わらず何十分か相談対応が延びることがよくあります。これに対して、『KOTOBAL』は18時まで対応してくれるという点が大きかったです。行政用語に強いこと、およびAI翻訳は逆翻訳機能があって、翻訳内容が正しいかどうか検証できる点も好材料でした。
――『KOTOBAL』導入後はどういった対応をされたのでしょうか?
総合相談窓口を開設したことについて、市内在住の外国人住民の方に封書で通知し、常勤や月10日勤務の通訳の存在、および『KOTOBAL』を導入した体制などについて説明しました。これによって、相談に来られる外国人住民の方が令和3年度の3,500件弱から令和4年度の4,000件強まで増えています。令和5年度は、現段階で1,200件強となっています。まずはこの利用者数の伸びが大きな導入効果であると受け止めています。
市役所からの通知を翻訳