【ホテル・自治体利用】翻訳機の種類と値段、導入する際の注意点を解説
ホテルや自治体の窓口では、多くの外国人とコミュニケーションをとる機会があります。しかし、職場によっては通訳できるスタッフがいなかったり、雇用していても人材が不足していたり、外国人対応に課題を抱えているところも少なくありません。
対策として翻訳機の導入を検討しているホテル・自治体の担当者も多いのではないでしょうか。
この記事では、翻訳機の種類や値段、導入時の注意点について解説します。
なお、自治体で翻訳・通訳サービスを選定する際のチェックリストとして、こちらの資料も併せてご確認ください。
【自治体向け】翻訳・通訳サービスを選択する際のチェックリスト
目次[非表示]
- 1.翻訳機の種類
- 1.1.ハードウェアタイプの翻訳機
- 1.2.ソフトウェアベースの翻訳機
- 2.翻訳機の値段
- 3.ホテル・自治体に翻訳機を導入する際の注意点
- 3.1.①多くの言語に対応できるか
- 3.2.②セキュリティ対策がとられているか
- 3.3.③誰でも使いやすいか
- 4.ホテル・自治体で導入が進む多言語翻訳・通訳サービス『KOTOBAL』
- 5.まとめ
翻訳機の種類
翻訳機は大きく2種類に分けられます。それぞれの特徴を押さえて、利用環境に適した翻訳機を選ぶことが大切です。
ハードウェアタイプの翻訳機
ハードウェアタイプの翻訳機とは、翻訳に特化した専用機器のことです。
スマートフォン(以下、スマホ)のような外見で、片手に収まるくらいのコンパクトサイズが特徴です。主に海外旅行や海外出張などで重宝されています。
商品によっては翻訳機能だけでなく、文書・看板のテキストを翻訳するカメラ機能や発音・リスニングの学習に役立つレッスン機能なども備わっています。また、オフライン接続以外にも、Wi-FiやSIMカードなどでオンライン接続も可能です。
ソフトウェアベースの翻訳機
ソフトウェアベースの翻訳機は、スマホやタブレット、パソコンなどのデバイスに翻訳アプリをインストールした機器のことです。
翻訳機に限定した使用ではなく、1つのデバイスでメールを確認したり、ほかのアプリを起動したり、業務中でも使いやすい点が特徴です。
また、使用するデバイスによってはディスプレイが大きいため、翻訳を確認しやすく、操作しやすいといった良さがあります。翻訳アプリによっては無料版が用意されています。テストで翻訳機を導入してみたい現場でも気軽に使用できます。
翻訳機の値段
先述した翻訳機を導入する場合、値段の目安は以下のとおりです。ただし、商品や翻訳アプリのプランによって異なります。
▼翻訳機の値段の目安
種類 |
値段 |
ハードウェア |
1~4万円 |
ソフトウェア |
数千円~数十万円 (月額) |
ハードウェアタイプの場合、多くの商品が1~4万円で販売されています。導入しやすい値段ではありますが、ホテル・自治体で使用する場合は複数台の購入が必要です。全部で何台の導入が必要か、事前の確認が重要です。
ソフトウェアベースでは、無料版と有料版が提供されています。有料版だと月額数千円~数十万円と幅広く設定され、値段によって利用者数が異なります。例えば、月額8万円でも10人までは利用できるプラン内容です。
気軽に利用できる無料版も魅力的ですが、ビジネスで利用する際は有料版が適しています。理由としては、対応言語の多さやセキュリティの高さ、翻訳精度の高さなどが挙げられます。
ホテル・自治体に翻訳機を導入する際の注意点
ホテル・自治体で翻訳機を導入する前に、3つの注意点を押さえておく必要があります。
①多くの言語に対応できるか
1つ目は、多くの言語に対応できるかという点です。
ホテル・自治体では、さまざまな言語を使用する旅行者・住民への対応が求められます。しかし、通訳者を雇用していてもメジャーな言語の対応のみで、希少言語には対応できないといった課題があります。また、希少言語まで網羅するにはコストがかかり、採用も容易ではありません。
ホテル・自治体によってよく使用する言語に違いがあるため、データを基によく使用する言語に対応できるか、希少言語まで対応できるかなどを確認します。
②セキュリティ対策がとられているか
2つ目は、十分なセキュリティ対策がとられているかを確認します。
無料の翻訳アプリはコストもかからず、気軽に利用できる点が魅力ですが、セキュリティ面の不安もあります。
特にホテル・自治体のような個人情報、機密情報を扱う場合、情報漏えいや不正アクセスなどのリスクヘッジとして、以下のようなセキュリティ対策がとられている翻訳機を利用する必要があります。
▼セキュリティ対策の例
- データの暗号化が行われている
- 安全性の高いデータセンターが設置されている
- データの二次利用が行われていない など
③誰でも使いやすいか
3つ目は、操作が複雑でなく誰でも使いやすいことです。
使用するたびに旅行者・住民に操作方法を説明していては時間がかかります。初めて使う方が事前説明を受けなくても操作できるくらいのシンプルなUI(User Interface:ユーザーインターフェース)であるかが重要です。
毎回担当者にかかる説明の負担を軽減するだけでなく、操作する旅行者・住民の満足度向上にもつながります。
ホテル・自治体で導入が進む多言語翻訳・通訳サービス『KOTOBAL』
ホテル・自治体での外国人対応に適した翻訳サービスには、コニカミノルタが開発した『KOTOBAL(コトバル)』がおすすめです。
KOTOBALは、タブレット端末に翻訳アプリをインストールすることで利用できます。高度な音声翻訳エンジンを搭載したAIによる機械翻訳で、迅速かつ高精度な翻訳が可能です。
AI機械翻訳では最大32言語、ビデオ通訳ではプランによって12〜19言語に対応しています。ビデオ通訳では、専門的な内容やクレームなどが発生しても経験豊富なオペレーターによるサポートがあり、トラブルを未然に防ぎます。
KOTOBALは多くのホテル・自治体で導入されており、「不安感がなくなった」「語学ができる職員の負担を軽減できるようになった」「通訳にかかる費用を、同時期に任用した人材派遣通訳と比較して4分の1程度に抑えられました」といった嬉しい声をいただいています。
KOTOBALを導入した事例はこちらからご確認いただけます。
まとめ
この記事では、翻訳機について以下の内容を解説しました。
- 翻訳機の種類
- 翻訳機の値段
- 翻訳機を導入する際の注意点
- ホテル・自治体で導入が進む多言語通訳サービス『KOTOBAL』
翻訳機の値段の目安は、ハードウェアタイプが1~4万円、ソフトウェアベースが数千円~数十万円(月額)です。導入前には、対応言語の数やセキュリティ面、使いやすさなどを比較し、現場の課題を解決できる翻訳機を選ぶことが大切です。
『KOTOBAL』では、精度の高いAI機械翻訳とオペレーターによる通訳で、最大32言語に対応しています。また、音声筆談・手話通訳にも対応可能です。KOTOBALを導入することで、ホテルや自治体での外国人対応も安心です。
プランは、言語や機能の限定したリーズナブルなプランから、AI機械翻訳とビデオ通訳を月何回でも利用できる定額使い放題プランまで、さまざまなプランを用意しています。
プラン料金については、こちらからお気軽にお問い合わせください。
▼KOTOBAL(コトバル)の特徴
- 音声と一緒に翻訳されたテキストを透明ディスプレイに表示できる
- よく使う定型文を登録してフロントでの対応を効率的に行える
- 専門性の高い話題やトラブル発生時などは、専門のオペレーターによるビデオ通話でカバーできる
- 高齢者・障がい者向けの音声筆談・手話通訳に対応している など