【この記事でわかること】
- 学校向け翻訳ツールを比べる5つの基準
- 授業、面談、保健室に合う通訳の方法
- 学校の端末と利用環境を確認するポイント
- 自動翻訳から通訳者へ切り替える目安
学校では、授業やホームルーム、保護者との面談、保健室など、さまざまな場面で多言語対応が求められます。文部科学省の資料によると、公立学校に在籍する外国人児童生徒は平成27年度から令和6年度までの10年間で約1.8倍に増えており、学校で言葉の支援が必要になる機会も増えています。
学校向け翻訳ツールを選ぶ際は、対応言語数だけでなく、誰がどの場面で使うのかを整理することが大切です。授業の短い案内、保護者との面談、保健室での聞き取りなど、会話の内容に応じて自動翻訳と通訳者への接続を使い分けられるかも確認しましょう。
参考:文部科学省総合教育政策局国際教育課「外国人児童生徒等教育の現状と課題(令和7年4月)」
学校向け翻訳ツールの選定基準
候補を比べる軸は、利用場面、対応言語、端末、操作方法、通訳者への切り替えです。同じ条件で試し、授業や面談の進行を止めずに使えるかを確認しましょう。
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確認する軸
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選定時に確かめること
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利用場面
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一斉に説明する授業か、質問を重ねる面談か
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対応言語
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子どもと保護者が使う言語に対応しているか
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端末
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校内のタブレットやGIGAスクール端末で利用できるか
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操作方法
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発話者の切り替えや訳文の確認を無理なく行えるか
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通訳の方法
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自動で訳しにくい会話を通訳者へ切り替えられるか
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利用場面と会話の長さ
授業やホームルームでは、先生の説明を複数の子どもへ同時に伝える使い方が中心です。一方、面談では、学校からの説明だけでなく、保護者の質問や家庭での状況も聞き取ります。短い発話を訳すだけで足りるのか、前後の事情まで確認するのかを分けて考えましょう。
緊急性のある連絡では、翻訳ツールが学校の判断や連絡手順に代わるわけではありません。保健室や安全に関わる場面では、会話を確認する手段として使い、学校が定めた対応を優先しましょう。
対応言語と学校の端末
学校で必要な言語が候補に含まれているか、最新の対応言語表で確認しましょう。子どもと保護者で使用する言語が異なる場合もあるため、在籍状況や面談予定を基に必要な言語を洗い出しましょう。
学校での日本語指導では、ICT端末の活用も広がっています。文部科学省の調査によると、日本語指導が必要な児童生徒が在籍する地方公共団体のうち、学校での日本語指導にICT端末などを活用している割合は、令和5年度の60.8%から令和7年度には66.0%へ上昇しました。これは翻訳ツールの利用率を示すものではありませんが、日本語指導におけるICT端末の活用が広がっていることが分かります。翻訳ツールを選ぶ際も、新たな専用端末が必要なのか、学校ですでに使用しているタブレットやGIGAスクール端末を活用できるのかを確認しましょう。
端末は、種類だけでなく実際の利用環境についても確認が必要です。タブレットやGIGAスクール端末で使えるか、校内ネットワークへ接続できるか、教室と面談室のどちらでも画面を見やすいかを試しましょう。新しい端末を追加する必要がある場合は、管理や更新にかかる手間も比較材料になります。
参考:文部科学省「令和7年度 日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査の結果を公表します」
操作方法と通訳者への切り替え
先生と子ども、先生と保護者が交互に話すとき、発話者が変わるたびにどの操作が必要かを確かめましょう。訳文が表示されるまでの時間や、聞き取れなかった箇所を戻って確認できるかも、会話の進み方に影響します。
短い連絡や定型的な案内は自動で訳し、背景事情や複数の条件を聞く面談は通訳者につなぐというように、切り替えの目安を置きましょう。人による通訳を利用する場合は、予約の要否、対応時間、接続方法も選定時に確認しましょう。
利用場面別に見る学校向け翻訳ツールの選び方
学校では、同じ子どもや保護者との会話でも、場面によって伝える情報と必要な確認の深さが変わります。主な利用場面を分けて候補を試しましょう。
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利用場面
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会話の特徴
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向いている通訳の方法
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授業・ホームルーム
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科目担当教員や担任から複数人へ説明する
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自動で訳し、発話と訳文を同時に確認する
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保護者との面談
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学校と保護者が質問と返答を重ねる
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短い確認は自動で訳し、詳しい相談は通訳者へつなぐ
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保健室
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養護教諭が症状や経過を一つずつ聞く
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会話の確認に使い、判断と連絡は学校の手順に従う
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授業・ホームルームでの利用
授業では、科目担当教員が話した内容と、教科書・板書・配布資料との対応関係を子どもが追えることが大切です。ページ番号、課題の範囲、提出方法などを画面でも確認できるかを試しましょう。教科の固有名詞や専門用語は、訳文だけに頼らず元の日本語や図と併せて示しましょう。
ホームルームの持ち物や行事の案内では、短い内容をすばやく表示し、子どもが画面でも確かめられるかを見ましょう。授業の長い説明と日常の連絡を同じ条件で評価せず、それぞれの発話量で試しましょう。
保護者との面談での利用
面談では、進路、生活、学校での様子など話題が変わります。日時や提出物の確認は自動翻訳でも進めやすい一方、家庭の事情や要望を詳しく聞く会話では、通訳者を介した方が前後関係を共有しやすい場合があります。
面談で確認した日付や提出物は、訳文だけを根拠にせず資料と照合しましょう。学校から伝えた内容、保護者から受けた質問、次に回答する事項を分けて確認すると、通訳の方法を途中で変えても会話を引き継げます。
保健室での利用
保健室では、養護教諭が「いつから」「どこが」「どのような状態か」を一つずつ聞けることが選定の基準です。必要に応じて担任や管理職、保護者へ連絡するため、氏名や時間などの重要な情報を画面と口頭で照合できるかを確かめましょう。
翻訳結果だけで症状を判断せず、緊急時は学校の対応手順を優先しましょう。端末が使えない場合も想定し、通常の連絡方法へ戻れることを確認しておきましょう。
導入前の試用で確認する項目
製品資料だけでは、教室の音やネットワーク、初めて使う先生の操作まで判断できません。候補を絞ったら、実際の授業・面談・保健室に近い条件で試しましょう。
- 必要な言語を迷わず選べるか
- 発話と訳文の対応を追えるか
- 固有名詞や数字を確認し直せるか
- 校内の端末とネットワークで使えるか
- 通訳者へ切り替える手順が分かるか
実際の学校環境での試用
静かな会議室だけでなく、教室の授業中や面談室など、実際に利用する場所で音声認識と画面の見やすさを試しましょう。教室を移動して使う場合は、端末の重さ、起動時間、充電の持ち時間も確認しましょう。
初めて使う教員による確認
製品に詳しい担当者だけで評価すると、日常利用で迷う操作を見落とします。初めて使う教員に、言語の選択から会話の終了までを試してもらい、説明がなくても進められるかを見ましょう。問い合わせ先や障害時の代替手段まで分かれば、導入後の利用を具体的に想定できます。
KOTOBALの学校・教育機関向け多言語通訳
私たちKOTOBALは、授業、ホームルーム、グループワーク、保護者との面談、保健室など、教育現場の会話に合わせて使える多言語通訳サービスを提供しています。
タブレット・GIGAスクール端末での利用
KOTOBALは、タブレットまたはGIGAスクール端末を介して利用できます。授業の発話を画面で確認する場面と、保護者との会話を交互に訳す場面の両方を、学校で使う端末に近い条件でお試しください。
機械通訳と遠隔通訳の使い分け
日常の短い連絡は機械通訳、細かな確認が必要な面談は遠隔通訳というように、会話の内容に合わせて使い分けられます。対応言語や利用場面は、学校・教育機関向け多言語通訳サービスでご確認いただけます。
このような場面で活躍しています
