「以前活用していた通訳システムでは、会話の流れにタイムラグが生じることがあり、お客様が求める情報をよりスムーズにお伝えするためには、さらなる改善の余地があった。同時に、奥入瀬渓流の自然や国立公園の成り立ちに詳しいスタッフがいても、言語面の不安から、奥入瀬の深い自然の魅力やストーリーを、海外のお客様にも国内のお客様と同じ熱量で十分に伝えきれないという課題があった。」(種市氏)
奥入瀬渓流ホテル by 星野リゾート
言葉の壁を越え、奥入瀬渓流の魅力を届ける青森、秋田の両県にまたがる十和田湖を源流とする奥入瀬渓流にあるリゾートホテル「奥入瀬渓流ホテル by 星野リゾート」(青森県十和田市。客室数181室)は2005年に運営開始。「渓流スローライフ」をコンセプトに、渓流を望む客室や露天風呂、岡本太郎作の巨大暖炉が印象的なロビーなど、館内に居ながら大自然の雰囲気を満喫できる滞在を提供している。
食事は渓流の自然、旬の食材を駆使した現代的なフランス料理と、地元青森のりんごの魅力を詰め込んだ個性的なビュッフェなど、どれも宿泊客の支持を集める。愛犬と一緒に奥入瀬の自然を楽しんでいただきたいという思いで、ペットルームを2室備えるなど、多様な滞在ニーズを意識した運営を展開している。
同ホテルでは、海外からのお客様にも奥入瀬渓流の自然や歴史、滞在の魅力をよりスムーズに伝えるため、昨年10月から「KOTOBAL(コトバル)」を活用しており、総支配人の種市裕介氏にお話を伺った。
(取材日:2026年5月12日)
「以前活用していた通訳システムでは、会話の流れにタイムラグが生じることがあり、お客様が求める情報をよりスムーズにお伝えするためには、さらなる改善の余地があった。同時に、奥入瀬渓流の自然や国立公園の成り立ちに詳しいスタッフがいても、言語面の不安から、奥入瀬の深い自然の魅力やストーリーを、海外のお客様にも国内のお客様と同じ熱量で十分に伝えきれないという課題があった。」(種市氏)
「KOTOBALを採用したことで、心理的な安心感が生まれ、海外からのお客様への接客に自信を持てるようになったスタッフが増加した。言語面の不安が軽減され、スタッフがお客様へ自然にお声がけし、より積極的にご案内できるようになっている。また、お客さまもチェックイン・アウト時などに言語に堪能なスタッフを待つ必要がなくなり、双方にとってプラスの効果を発揮している。
KOTOBALによって、スタッフがお客様と会話する際の自然なテンポを保ちながら、奥入瀬の魅力を伝えられるようになった。スタッフが施設内のガイドをする際、奥入瀬の歴史や魅力を〝本当に伝えたい言葉〟で話すとともに、スムーズなやり取りを実現している。その甲斐あってか、導入後に実施した宿泊客アンケートでは〝言語対応が素晴らしかった〟といったありがたいお言葉を多数頂戴している。海外からのお客様とのコミュニケーションをより円滑にするうえで、心強いツールになっている」。(種市氏)
「今後もKOTOBALを通じて言語の違いを越えて、地元奥入瀬渓流の魅力をより多くの宿泊客に伝えるとともに、快適な時間を提供したい」(種市氏)
※本記事は、2026年6月22日付の観光経済新聞に掲載された記事をもとに、一部改変・再構成したものです。
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