国立大学法人岡山大学 岡山大学病院 手探りだった外国人患者さんへの対応。
安心できるツールがあれば、現場の意識も組織の体制も変わる。

岡山大学病院様は、2015年度よりグローバル化に対応した医療体制の実現に向けた取り組みを開始されました。 その一環として、外国人患者受入れ医療機関認証制度(JMIP)の取得・更新を継続されています。
言葉や文化の壁を超え、すべての患者さんに安心・安全な医療を提供するために多言語通訳サービス『KOTOBAL for Medical(旧:MELON)』を導入。

今回は、導入の背景と現場での具体的な活用効果について、国際診療支援センターのH.S様、外来クラークのM.H様、K.S様にお話を伺いしました。

国立大学法人岡山大学 岡山大学病院

まとめ

  • お客様名 国立大学法人岡山大学 岡山大学病院
  • 業種 国立大学病院
  • 課題 外国人の患者さんが来院された際、正確かつスムーズな意思疎通を図ることが難しかった。
  • 目的 グローバル化に対応する医療体制を構築・強化していくため。
  • 効果 語学力に関係なく多くのスタッフが外国人の患者さんに対応できるように。
国立大学法人岡山大学 岡山大学病院

導入の背景

グローバル化時代に向けて外国人患者さんの受け入れを強化

ー外国人の患者さんの受け入れ体制について教えてください。

H.S(以下、Hさん):
当院では、2015年度にグローバル化に対応した医療体制の実現に向けた答申を取りまとめました。それを機に外国人患者受入れ医療機関認証制度「JMIP」の認証取得などの取り組みをスタート。医療通訳サービスを導入したのも、国籍や言語を問わず診療できる国際的な医療機関になるための一環です。

ー外国人の患者さんを受け入れるにあたって、医療通訳サービスを導入する前はどのような課題がありましたか?

Hさん:
特に課題だったのは窓口対応。医療通訳サービスを導入する前は、いくつかの外国語が印字されたボードを使って指さしでコミュニケーションを取ったり、比較的英語に詳しいスタッフを呼んだりして対応していました。

M.H(以下、Mさん):
私は英語科出身だったため外国人の患者さんの対応に呼ばれるケースも多くありました。ただ、学生時代に学んでいたとはいえ流暢に英語を話せるわけではありません。何とか聞き取れても言いたいことを表現するボキャブラリーがなかったり、無料の翻訳アプリを使用して対応しようとしてもニュアンスが異なっていたり。コミュニケーションには苦労していましたね。

導入の効果

「わかっていても伝わらない」ジレンマを解消。

ー医療通訳サービスをどのようなシーンで使っていますか?

Hさん:
窓口対応を行う事務職や入院時に頻繁に外国人の患者さんとコミュニケーションを取る看護師を中心に使用しています。「どんな診療科をご希望ですか?」「トイレはこちらです」など機械通訳を使ってスムーズに日常会話を行っているそうです。

ー実際に使用した感想を教えてください。

Mさん:
医療専門用語にも対応しているので、こちら側が伝えたいニュアンスをしっかり汲み取って翻訳してくれます。

K.S(以下、Kさん):
英語圏の方とのコミュニケーションで意外とネックになるのが発音。仮に単語はわかっていてもこちら側の発音が悪いため伝わらないことがありました。でも、正しい発音で音声出力される医療通訳サービスを使うことで、スムーズに意思疎通ができるようになったんです。

受付、医師、管理部門……さまざまな部署で手応えを実感。

ーそのほか現場での反響はいかがですか?

Mさん:
医療通訳サービスを導入するまでは外国人の患者さんが来られると「自分には難しいかも……」と不安そうにしていたスタッフも、今では「私が行きます!」と積極的に対応できるようになっています。

Hさん:
たしかに実際に使用後のアンケートでも「自分には馴染みのない言語でも安心して対応できるようになった」といった声も多くあがっていますね。

Kさん:
また、英語を話せる医師は多いのですが、中国語やスペイン語など別の言語は話せない方がほとんど。そのような言語を話される患者さんが来院されたときに医療通訳サービスは重宝すると医師から聞いています。

Hさん:
管理部門としては、やり取りした履歴を確認できるのは安心感があります。もし外国人の患者さんと病院側でお互いの認識に齟齬があっても、遡ってチェックすることでトラブル防止につながりますから。

国立大学法人岡山大学 岡山大学病院
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今後の展望

加速する国際化の流れの中で医療通訳サービスは欠かせない。

ー今後外国人の患者さんの受け入れ体制について、どのような展望を持っていますか?

Hさん:
3年ごとに更新される「JMIP」。毎回、外国人患者の受け入れ体制について要求されるレベルは上がっています。求められることをクリアしようと取り組む中で病院全体の意識も高まってきました。そうした機運の中で、医療通訳サービスには大きな期待をしています。

Kさん:
アフターコロナの時代に突入し、今後ますます多様な国籍の外国人の方が日本に来られることになるでしょう。そのときに多様な言語に対応できることはとても重要です。希少言語にも高い精度で対応できる医療通訳サービスを私たちは常に求めています。

Hさん:
国籍や言語を問わず、安心・安全な医療サービスを提供できるよう、これからも外国人の患者さんの受け入れ体制の強化に励んでいきたいと思います。

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